妊娠中寄生虫「トキソプラズマ」に注意して！

妊娠中気を付けたい寄生虫「トキソプラズマ」

妊娠中は、寄生虫「トキソプラズマToxoplasma gondii」に感染しないように気を付けなければいけません。妊娠中の女性が感染すると死産や自然流産のリスクが増加します。お腹の赤ちゃんにも影響があり目の障害（視覚障害）や水頭症などの脳の障害精神遅滞、脳性麻痺など重篤な症状になることもあります。

ヒトに感染するのは、加熱の不十分な肉を食べた場合、生ハムやローストビーフ、レアのステーキで感染します。そして意外と知られていないのが、生野菜サラダや猫のふんが混じった土を素手でいじることで感染するケースです。ガーデニングで発症する事例も報告されています。猫カフェに行くなどの行動も控えなければいけません。
正しい知識があれば感染は、防げる「トキソプラズマ」検査が陽性でも服用により胎児や子どもへの感染を防ぐことも可能です。

妊娠中避けたい食べ物生肉生野菜

ベビ待ち妊活中は体を冷やす食べ物を避け妊娠中は寄生虫トキソプラズマ感染の恐れがあるので生肉生野菜は、十分に注意して摂りましょう。

妊娠中寄生虫「トキソプラズマ」に注意して！生肉生野菜の危険性！

妊娠初期の血液検査では、血液型（ABO式、RhD式）、血糖、B型肝炎、C型肝炎、ＨＩＶ検査、風疹抗体、成人Ｔ細胞白血病ウイルス検査のほかトキソプラズマ抗体検査を受けます。トキソプラズマ抗体検査は、マイナス（陰性）なら未感染、プラス（陽性）なら感染していると考えられます。

飼いネコちゃんにも扱いにも注意して！

飼いネコちゃんも室内で飼っている場合は、比較的安心。でも生肉を与えている人は、検査した方が良いです。猫にもイヌにも馬にも存在するトキソプラズマですが、猫の糞にまじった虫体は、非常に強い構造だそうです。

くわしくは、こちらをご覧くださいトキソプラズマ

初感染すると胎児の障害のリスクが高くなります。妊婦さんが感染している場合胎児への感染率は、10～15％。最近、ニュースでも話題になり妊婦さんが避けるべき食べ物で「生肉」というのは、一般的になってきました。感染しやすい食品は、加熱を十分にしていない「生肉」です。

たとえば、レアステーキ、ローストビーフ、生ハム、生サラミ、生ベーコン、ユッケ、馬刺し、鳥刺しのほか農作業ガーデニングの土いじりなどで感染した事例や生野菜で感染した報告もあるため注意が必要です。また飼っている動物上の子のおむつ替えのあとの手洗いが十分じゃない場合や猫犬インコなどの糞などから感染した事例が多いようです。

治療法は、生肉を食べないことと猫との接触を避けることなどです・・とくに猫のトイレの始末は、旦那さまに変わってもらうかビニール手袋を使います。
・さらに副作用がないアセチルスピラマイシンを分娩まで繰り返し続けなければいけません。（薬を21日間服用し14日間休養するのを1周期とします）