産みたい と思ったタイミングで妊娠できない 不妊治療と高齢妊娠のリスク

35才 妊娠タイムリミット ぜったいに赤ちゃんが欲しい

初めての出産(初産年齢)が、30才を越える人は、珍しい話では、ありません。厚生労働省の発表によると人口動態統計を調べたところ1975年当時第1子出産時の平均年齢が、25.7才だったのに30年後の2005年の調査では、29.1才に上昇。さらに2010年の調査では、29.9才。40代で初産を迎える女性「高年初産婦」も増加傾向で40代のママも珍しくありません。

 

 

参考:母の年齢別周産期死亡率(平成23年)

 


35才〜45才 ハイリスク妊娠 ハイリスク出産

35才〜40才を妊娠のタイムリミットと考える女性が多いのは、リスクが多いからです。20代後半で結婚した私は、避妊しなければすぐ授かると思っていました。

 

妊娠の兆候は、見られなかったのは、子宮内膜症、年齢、無排卵などが原因でした。高齢出産によるリスクを避けたいと思い子作りをしていましたが女性の年齢が上がると妊娠もしにくくなるのは、本当でした。

 

母体の年齢が上がるにつれて高まるリスク

 

周産期死亡率も母体の年齢が上がるにつれ増加していることが分かります。

 

仕事を持ち責任ある仕事を任される立場になっていたりキャリアアップを目指してがんばる女性も増えています。また高齢化社会になり子育て期間と親の介護期間が重なる人も少なくありません。40才を過ぎると自分の健康状態も心配になってきます。いずれにしても初産はできるだけ早く・・しかし極力仕事の影響を少なくしたい・・そう思っている女性は、多いのです。結婚すること独身でいることいろいろな選択肢があります。

 

第1子を35歳までに産みたい
第2子を産むとしたら40歳までに産みたい

 

だけど産みたい子どもが欲しいと思い避妊をしてもすぐに子どもを授かるわけでは、ありません。

私自身避妊をやめてセックスすればすぐに赤ちゃんがやってくるだろうと心のどこかで軽く考えていました。不妊の原因は、年齢が、高くなることで卵胞の数が減少し排卵時期が遅い卵子ほど受精能力が低下しやすくなります。

 

2008年ラジオ番組のなかで倖田來未が「35歳をまわるとお母さんの羊水が腐ってくるんですよね」と発言し問題になりましたが羊水は、腐りませんが、卵子も老化し妊娠しにくくなるのは、事実。
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40代 高齢妊娠高齢出産で心配なリスク

40代での妊娠は、リスク(危険性)が高まります。代表的なリスクは、次の通り。

 

流産

 

24才以下(16.7%)25〜29才(11%)30〜34才(10%)35〜39才(20.7%)40才以上(41.3%)の割合で流産する率が上がります。(資料虎ノ門病院産婦人科データーより)

 

染色体異常が起こりやすくなる

 

卵子の年齢は、自分の年齢に0.5才プラスします

 

卵子は、老化します。新鮮な卵子の方が、受精しやすくママの年齢が上がり老化した卵子ほど、不妊流産ダウン症などの染色体異常や先天異常の確率が上がります。先天異常には、ダウン症候群(21トリソミー)心室中隔欠損、先天性内反足、先天性横隔膜ヘルニアなどがあります。ママの年齢や不妊治療により体外受精による妊娠でも先天異常の割合が増えます。とくに45才から49才での体外受精による妊娠は、先天異常率が高くなります。

 

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

 

胎児の発育障害や胎盤機能不全胎内死亡が起こることもあります。

 

多胎妊娠

 

母体の負担が大きいばかりでなく早産のリスクも高まります。

 

妊娠糖尿病

 

妊娠中に血糖値が高くなってしまい流産早産妊娠中毒症羊水過多症巨大児による難産などを引き起こしやすくなります。

 

早産

 

高齢妊娠に「安定期」はないと思った方がいいかも?早産のリスクが高まります。

 

低出生体重児

 

若年や高齢妊婦に多く(10代初産で45.5%10代経産で50%40代初産で25%というデーターがあります。

 

前置胎盤

 

胎盤が赤ちゃんの出口をふさいでしまっている状態です。

 

癒着胎盤

 

前置胎盤を合併することが多く剥離した部分からの出血が多量の場合、出血性ショックや 播種性血管内血液凝固症候群(DIC)を引き起こし、最悪の場合妊産婦死亡につながります。

常位胎盤早期剥離

 

正常な位置にある胎盤が胎児の娩出よりも前に子宮壁から剥離される状態。

 

帝王切開の増加

 

自然分娩では、なく帝王切開になることも!帝王切開だから安心と思っている人も多いのですが手術をすることで血栓症や合併症などのリスクがあります。次回の妊娠も帝王切開になる可能性が高くなります。

 

羊水塞栓症

 

羊水が母体血中に入り妊婦が死亡するケースも・・

 

血栓塞栓症

 

帝王切開後に発症しやすく妊産婦が死亡することがあります。


女性の晩婚化が不妊カップルを増やしている

日本だけでなく世界中各国で平均初婚年齢が上がり晩婚化が進んでいます。日本では、1970年(昭和45年)当時男性の平均初婚年齢が26.9歳、女性の平均初婚年齢は24.2歳でした。しかし2008年(平成20年)の調査では、男性の平均初婚年齢が30.2歳、女性の平均初婚年齢が28.5歳と上昇しており第1子出生時の年齢も29.5歳と上がっています。

 

最近の結婚の傾向今と昔じゃ大違い!

 

実際私の姪っ子は、26才で結婚しましたが、最初に入籍して1年ぐらいは、新婚生活を楽しみ、お金を貯めて数年後結婚式を挙げると言っていました。だから結婚式を挙げるまでは、ゼッタイに子どもを作らないんだそうです

 

私のときは、仲人も立てていたし神前式でした。結婚式は、衣装替えも超派手なハデ婚(ゴンドラ・・)大勢の人に見守られながらそのまま新婚旅行に旅立ち・・という流れで結婚したら、次は、子作りとせわしなく周りにかきたてられてた気がします。

 

妊娠に適した年齢28歳から35歳までの女性の社会進出がすすみ結婚しなくても自立した女性が増えたことと結婚して仕事をやめて子どもを産む間男性の収入をあてにしなければならない社会の現状が非婚化の原因ですが年齢が上がるほど赤ちゃんは、できにくいし、欲しいと思ってもすぐできるものじゃない・・というのは、実感としてあります。


ベビ待ち 妊活中 積極的に摂りたい食べ物

ベビ待ち 妊活中積極的に摂りたい食品と食生活のポイントをまとめてみました。

 

主食を白米から発芽玄米、雑穀米に変える

 

 

大豆豆豆腐納豆などからたんぱく質を摂るとイソフラボンの働きで女性ホルモンが活発になります。

 

 

野菜をしっかり摂る

 

 

アーモンド落花生あぼかどししゃもホウレンソウは、ビタミンEが豊富で血行を良くしてホルモンの分泌を調整するのに役立ちます。

 

 

外食インスタント食品を控える

 

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