母親の出産年齢が高いほどダウン症の発生頻度が増加
ダウン症の名前の由来は、UP (アップ)DOWN (ダウン)では、なくイギリス人のジョン・ラングドン・ダウン医師の名前から命名されています。病気では、ありません。そして根本的な治療方法は、ありません。21番目の染色の数だけが1本多く別名「21トリソミー」と呼ばれています。染色体異常の13トリソミーや18トリソミーと比べて発生頻度が多いのが、21トリソミーです。
母親の出産年齢が高いほど発生頻度は増加します。
- 健常者の場合・・22対の常染色体と、1対の性染色体があり全部で46本あります。
- 健常者女性の場合・・22対の常染色体と、2本のX染色体で全部で46本
- 健常者男性の場合・・22対の常染色体と、X染色体とY染色体1本ずつで全部で46本
染色体の数が多いことをトリソミーと呼びます。
画像参照:ダウン症候群
- ダウン症の場合・・1番目から20番目の染色体と22番目の染色体は、1対(ペア)になっています。21番目の染色体だけ3本の染色体になっています。性別を決める1対の性染色体を合わせて全部で47本あります。
- ダウン症女性の場合1番目から20番目の染色体と22番目の染色体は、1対(ペア)になっていますが、21番目だけ3本の染色体になっています。性別を決める2本のX染色体を合わせて全部で47本あります。
- ダウン症男性の場合1番目から20番目の染色体と22番目の染色体は、1対(ペア)になっていますが、21番目だけ3本の染色体になっています。性別を決めるX染色体とY染色体を合わせて全部で47本あります。
ダウン症が発症する頻度や原因について
800人から1,000人に1人の割合で生まれ偶発的に起こります。しかし晩婚化がすすみ妊婦の高齢化も影響しています。母親の出産年齢が高いと発症頻度が、増加する原因となります。
ヒトの染色体の数は、46本あります。進化の過程のクロマニヨン人もホモサピエンスも46本の染色体です。ヒトに近いといわれるサル、ゴリラ、チンパンジー、オランウータンは、48本の染色体数です。
ヒトとサルの染色体の数は、数字だけ見ると464748と非常に近いのですが人間と動物とは、配列が異なりY染色体の構成が全く違っているので比較すること自体ナンセンス、間違った解釈です。
13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーとは?
人間の場合22のペア(対)の染色体に性染色体2本で合計46本。(男性は、XY型女性は、XX型です。)染色体異常には、13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーと性染色体異常があります。
染色体の数が、本来より1本余分にあるものをトリソミー、1本足りないものをモノソミーと呼んでいます。13トリソミー、18トリソミーは、圧倒的に女児が多いのは、男児は、妊娠の段階で自然淘汰されてしまい流産してしまうことが多いそうです。だから13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーの赤ちゃんは、淘汰されることなくこの世に生をを受けた生命力をもったあかちゃんといえます。
親の出産年齢が高いほどダウン症の発生頻度は増加
健康なヒトの場合、ペア(対)で22本ある染色体に性染色体2本を足した46本の染色体があります。ダウン症は、21番目の染色体だけが、3本あり染色体数が、47本となります。知的障害や遅れが見られますが、ゆっくりと成長していきます。ご家族や学校での支援は、必要ですが、状況によっては、普通学級や特別支援学級で学ぶこともできます。そしてたくさんいろいろなことができるようになります。ダウン症は、何が原因というより偶発的に誰でも起こり得ることです。ただ親の出産年齢が高いほどダウン症の発生頻度は、増加します。年齢の高いプレママさんの不安を煽りたくは、ありませんが、それが現実です。
染色体異常の種類分類
染色体異常は、大きく分けて13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーと性染色体異常に分かれます。13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーなどの染色体異常や性染色体異常の一部は、女性の年齢が上がることで確率が上がります。精子は、40才になっても新しく作られるのに卵子は、年齢が上がるにつれて老化します。
母体の年齢によって子どもの染色体異常のリスクは、高まります。
母親の年齢が上がると赤ちゃんの染色体異常のリスクも高まります。妊娠が、分かる前から先天異常や染色体異常のリスクを軽減するために夫婦で葉酸を飲む夫婦も、増えています。ベビ待ち 妊活中、2人目妊娠を希望される方は、サプリメントで葉酸を摂っています。
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35才以上の 高齢妊娠高齢出産が増えている現代だからこそ葉酸サプリを摂りリスクを抑えたいプレママ妊婦さんが多いということなのです。