不妊症の治療で使われる薬や注射

不妊治療に使う薬注射

排卵誘発剤は、排卵していても排卵の数を増やして妊娠の確率を上げるのに使われます。脳に働きかける飲み薬と卵巣に直接働きかける注射があります。補助的に黄体ホルモンを補充するための薬もあります。

 

不妊外来では、原因を調べた上で薬が、処方されます。

 

無排卵月経の場合、視床下部にも脳下垂体にも排卵を促すクロミフェン(クロミッド、フェミロン)。月経周期に5日間連続で飲み続けます。副作用も比較的少ないといわれていますが、私の場合腹痛や頭痛などの症状があらわれました。

 

高プロラクチン血症が原因で稀初月経や無排卵月経になっている場合・・パーロデル、テルロン、カバサール

 

排卵誘発剤のクロミフェン

 


また1人目を自然妊娠で授かっても2人目不妊の女性がいます。1人目は、出産できても年齢が上がっていることで授かりにくい状態になっていることは、めずらしくありません。自然に赤ちゃんを授かるのを待つだけでは、妊婦さんの年齢が上がりリスクが高まるばかり早めに医療機関を受診しましょう。

 

排卵誘発剤で使われる薬注射

 

シクロフェニル(セキソビット) シクロフェニル(セキソビット)排卵誘発作用は、弱めですが無排卵や稀発月経の排卵誘発排卵しにくい人向け。多胎妊娠の可能性もありますが確率は、低めです。
クロミフェン(クロミッド、セロフェン、フェミロン) セキソビットより排卵誘発作用が高い多胎妊娠の可能性は、5%ほど。
hmg クロミフェンで排卵しない場合使います。多胎妊娠の可能性は、20%ほど。
FSH 多胎妊娠の可能性は、20%ほど。
ジドロゲステロン錠 デュファストン 黄体ホルモン(プロゲステロン)を補い着床しやすい状態にする薬で黄体機能不全などで用いられます。
クロルマジノン酢酸 ルトラール クロルマジノン酢酸 ルトラールも黄体機能不全、黄体ホルモン補充の役割。
プロゲステロン 日本で承認されていたのは、プロゲホルモン、ルテウムですが、不妊治療用のプロゲステロン膣製剤が、まもなく承認され妊娠率向上に効果があります。

妊娠のタイミング 病院(クリニック)の治療方針

私自身、1人目の時も授かるまでに時間がかかりました。20代の時の子宮内膜症による排卵障害が主な原因でした。1人目から子作りのため漢方薬で体質改善をして生理を順調に戻すところからスタートしました。不妊治療中は、排卵誘発剤や注射で高齢出産ギリギリで陽性反応☆赤ちゃんができました。すぐに2人目を・・と思いましたが自然妊娠できませんでした。

 

通院していたクリニックは、タイミング療法中心だったことと出産して体質が変わったかも?と期待して1年間赤ちゃんを待ち続けました。35才の時妊娠検査薬で陽性反応が出ました。だけど科学的流産に終わってしまったのです。すごくショックで自然に赤ちゃんが授かることを期待していましたが時間の無駄と気付き病院を変えました。ドクターの方針や相性も大切です。どんな治療で不妊を解決していくかクリニックによって対応は、まったく違うからです。私は、4つの病院にお世話になりましたが35才過ぎたら妊娠のタイミングは、自然に待ってはいけない!時間とのたたかいだと痛感しました。

 

 

子宮内膜の着床のための薬 卵胞ホルモンを皮膚から吸収させるテープ(貼り薬)です。
子宮内膜症を食い止める リュープリン注射、ゾラデックスなど
不育症や流産予防 バファリン81mg錠(ヘパリンと併用することもあります)
高プロラクチン血症 プロラクチン値を下げるための薬。パーロデルカバサールなど。

男性不妊で使用される薬

漢方薬(牛車腎気丸、補中益気湯八味地黄丸) 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)補中益気湯(ほちゅうえっきとう)八味地黄丸 (はちみじおうがん)などの漢方薬は、精子をつくる機能を回復させます。
クロミッド 精子の濃度を上げて運動率を改善する働きがある薬(クロミフェン)
ED(勃起障害)バイアグラ、レビトラ、シアリス セックスのときの勃起不全。草刈正雄さんはEDのCMでおなじみのレビトラ。投与後36時間効果が持続する世界シェアno1 のシアリス。日本ファイザーが発売しているバイアグラがあります。
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